NHK朝ドラ『あんぱん』(主演:今田美桜)は、2025年7月2日放送の第68回において、関東地区・世帯視聴率で17.8%(個人視聴率10.0%)を記録し、番組最高を更新しました。朝ドラで17.0%を超えるのは、前々作『虎に翼』最終回(2024年9月27日)以来、約9か月ぶりの快挙です。
『あんぱん』視聴率が17.8%を記録!今田美桜主演作が注目を集める理由
第68回で番組最高視聴率を更新した背景
第61回(6月23日放送)の16.8%、第67回(7月1日)の16.8%から1.0ポイントUPし、17.8%と視聴率を大幅に更新しました。これは、今田美桜さんの好演とドラマ全体の力強さが視聴者の信頼を集めた結果といえます。
朝ドラTOP3に入る可能性は?過去作との比較
2020年以降の朝ドラの平均視聴率上位作品と比べても、『あんぱん』はトップクラスの水準にあります:
- 『エール』(2020年前期):平均20.1%
- 『おちょやん』(2020年後期):平均17.4%
- 『カムカムエヴリバディ』(2021年後期):平均17.1%
現在『あんぱん』の平均は約15.6%と推定されており、今後の視聴率推移次第では近年TOP3入りが十分に期待できます。
2020年以降のTOP3作品と平均視聴率
上記のとおり、『エール』『おちょやん』『カムカムエヴリバディ』が直近の視聴率上位作品です。
現在の『あんぱん』視聴率推移と伸びしろ
第61回~第67回の16.8%台が継続した後、第68回で17.8%をマークし、折り返し地点でさらに勢いを増しています。
視聴率を押し上げた3つの要因とは?
- 今田美桜のヒロイン熱演:折り返しを迎えた第68回では感情の深みが増し、視聴者の支持を得たとされています。
- 脚本と演出:中園ミホ氏による原作オリジナル脚本による展開が話題化。戦後編以降のドラマ展開も視聴者を惹きつけています。
- SNSやメディアの好反応:Twitterなどでも「視聴率17.8%」への期待コメントが広がり、視聴への後押しになっています。
「超目玉俳優2人と再登場組3人」の存在がさらなる追い風に
第15週から登場するキャストに注目が集まる理由
7月7日から始まる第15週「いざ!東京」では、「超目玉俳優2人」と「再登場キャスト3人」が登場予定。この新たなキャスト登場が、さらに視聴率を押し上げると予想されています。
過去の朝ドラでも“再登場キャラ”が視聴率に貢献してきた
例:『カムカムエヴリバディ』『エール』の再登場演出
過去の成功事例では、重要キャラの再登場が視聴者の興味を再燃させ、視聴率上昇につながったケースが複数あります。こうした演出効果を『あんぱん』も狙っていると考えられます。
視聴者の期待とSNSの反応から見る注目度
SNSでは「再登場キャストは誰?」「超目玉俳優」といった話題が盛り上がっており、視聴前の期待感が視聴率に好影響を与えています。
『あんぱん』はなぜこれほど注目されるのか?
脚本・演出の魅力と今田美桜の演技力
中園ミホ氏が手がけるオリジナル脚本と、ヒロイン・のぶを演じる今田美桜の好演が重なり、ドラマ全体にリアリティと共感を生み出しています。折り返し地点である第68回を境に、演技と物語の質が視聴率に直結したと言えます。
戦後編突入で変化するテーマと視聴者層
戦後編へ突入し、新聞編集や社会の変革を描く構成が若年層や男女問わず幅広い視聴者層へリーチしています。テーマの深みが評価されています。
視聴率だけでは測れない“ドラマの質”
視聴率だけでなく、物語や演出の完成度・キャラクターの深みなど、“ドラマとしての質”が視聴者の心に残る構成となっている点も大きな評価ポイントです。
まとめ|『あんぱん』は朝ドラの歴史を塗り替えるか?
TOP3入りの鍵は今後数週の視聴率推移
現在の勢いを維持・継続できれば、『あんぱん』は2020年代の朝ドラ平均視聴率TOP3に名を連ねる可能性があります。視聴率推移を今後も注視したいところです。
注目キャストの登場でさらに期待高まる展開
第15週からの“超目玉俳優”と“再登場組”の存在が視聴者の興味をさらに引きつけ、新規視聴層の獲得と視聴率向上につながると予想されます。
最終的に、『あんぱん』はドラマ史に残る作品になるか──これからの数週の放送が視聴率と話題を決める重要な局面となるでしょう。
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